2008年03月24日
第3回 NPOの知的戦略勉強会
第3回 NPOの知的戦略勉強会を3月21日に和歌山県NPOサポートセンターで開催しました。
前回に引き続き、NPOを巡るお金の話。
参加者でNPOを取り巻く課題をざっくばらんに出し合いましたところ、参加されている方の問題意識を(半ば強引に)まとめると、概ね、
(1) 理想と現実のギャップ
(2) 奉仕活動のバーンアウト
(3) お金の出所の不可視性
(4) 直間税と直接税の違い
の4つに集約できるかな、と。
つまり、
(1)は、NPOはかくあるべきだ、一種の社会変革性を持つことが必要だといいながら、実際はまだそこまでは全然至っていない
(2)は、奉仕活動はのめり込みすぎるとすべてをなげうってでも、的なバーンアウトをおこす可能性があること
(3)は、NPO法人の正式名称「特定非営利活動法人」の「非営利」の意味が正しく理解されておらず「非営利=非収益」という誤解がまだまだ多いことと、社会全体のお金の動きが見えにくくなっていることがひいては安易な行政批判や選挙の投票率の低下などといった重大なことを招いているのでは?ということ、
(4)は、税金のあり方を問いかけるもので、寄付税制の不備が指摘されるものの、税制が国によって異なるので、一概に日本でももっと寄付税制を!と呼びかけられない側面も認めなければならないのでは?という問題提起、
といった感じでした。
NPOを巡るお金の動きについては、NPO法人については直近3年間の事業報告・財政書類が閲覧できますから、この仕組みがもっと広がれば、NPO法人の財政の透明性は高まるだろう、そうすれば第三者評価もできるのでは、という期待の意見が出ました。
また、こういった地域に貢献するNPOを支える資金供給のあり方を市民参加で作り上げていくことは、地域での公的サービスを担うNPO活動を巡る資金の流れの透明性が増し、自分の出したお金がどこでどのように使われているかがより明確になります。そうすることで、みんなが地域の担い手に成りうるのではないか、という意見も出されました。
今後もこういった議論を深めていきたいということで一致。
次回の予定が固まりましたらまたご案内しますね。
前回に引き続き、NPOを巡るお金の話。
参加者でNPOを取り巻く課題をざっくばらんに出し合いましたところ、参加されている方の問題意識を(半ば強引に)まとめると、概ね、
(1) 理想と現実のギャップ
(2) 奉仕活動のバーンアウト
(3) お金の出所の不可視性
(4) 直間税と直接税の違い
の4つに集約できるかな、と。
つまり、
(1)は、NPOはかくあるべきだ、一種の社会変革性を持つことが必要だといいながら、実際はまだそこまでは全然至っていない
(2)は、奉仕活動はのめり込みすぎるとすべてをなげうってでも、的なバーンアウトをおこす可能性があること
(3)は、NPO法人の正式名称「特定非営利活動法人」の「非営利」の意味が正しく理解されておらず「非営利=非収益」という誤解がまだまだ多いことと、社会全体のお金の動きが見えにくくなっていることがひいては安易な行政批判や選挙の投票率の低下などといった重大なことを招いているのでは?ということ、
(4)は、税金のあり方を問いかけるもので、寄付税制の不備が指摘されるものの、税制が国によって異なるので、一概に日本でももっと寄付税制を!と呼びかけられない側面も認めなければならないのでは?という問題提起、
といった感じでした。
NPOを巡るお金の動きについては、NPO法人については直近3年間の事業報告・財政書類が閲覧できますから、この仕組みがもっと広がれば、NPO法人の財政の透明性は高まるだろう、そうすれば第三者評価もできるのでは、という期待の意見が出ました。
また、こういった地域に貢献するNPOを支える資金供給のあり方を市民参加で作り上げていくことは、地域での公的サービスを担うNPO活動を巡る資金の流れの透明性が増し、自分の出したお金がどこでどのように使われているかがより明確になります。そうすることで、みんなが地域の担い手に成りうるのではないか、という意見も出されました。
今後もこういった議論を深めていきたいということで一致。
次回の予定が固まりましたらまたご案内しますね。